新型コロナワクチン‐12才以上で認可
ファイザー社製のワクチンが12才以上で認可されました。
海外の治験(米国、ドイツ、トルコ、ブラジル、アルゼンチン、南アフリカの153施設)が、12才以上の約2,000人を対象に実施され、2回目の接種後7日以降の発症の有無を比較しました。
その結果、100%のワクチン有効率が確認されました。
2回目の接種から1カ月後の血清中の新型コロナウイルスに対する中和抗体を検査しました。12~15才と16~25才を比較し、12~15才の集団は劣っていないことが示されました。
ワクチン接種後の有害事象(%)
痛み | 疲労 | 頭痛 | 筋肉痛 | 悪寒 | 関節痛 | 発熱 | |
1回目 | 86.2 | 60.1 | 55.3 | 24.1 | 27.6 | 9.7 | 10.1 |
2回目 | 78.9 | 66.2 | 64.5 | 32.4 | 41.5 | 15.8 | 19.6 |
16才以上の治験の時より、有害事象がより多く発生。
重篤例は3例、ショック・アナフィラキシー・死亡例はなし。
中学生も接種できるようになりました。
接種の是非を家族でご相談ください。
接種する | 接種しない | |
利点 | 感染しない 感染しても軽症 流行の収束を期待 | 副反応やアナフィラキシーの心配がない |
欠点 | 若年者の副作用のデータに乏しい 軽い副反応 (痛み、発熱、倦怠感)がやや強く出る | 感染対策(マスク、行動制限)の継続 |