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小児肺炎球菌ワクチンの変更

肺炎球菌による感染症では、髄膜炎(脳の髄膜に化膿性炎症を起こす)、敗血症(重症感染症で臓器不全に至る)、肺炎、中耳炎などが起こります。これらでは、後遺症を残したり、死に至ることもあり、ワクチン接種が重要です。

肺炎球菌は約100種類あります。重篤になる菌種に対しワクチンが開発されました。小児では、
 2010年より7価(7種類に効果)で開始。
 2013年より13価(6種類を追加)に変更。
 2024年4月より15価に変更。
 2024年10月より20価に変更。

全国調査で、ワクチンの開始後、その感染症は激減し、ワクチンの有効性が確認されました。その後今まで少なかった他の菌種の感染症が増加しました。ワクチンの菌種を増やすたびに別の菌種の感染症が増加しています。生存競争の結果でしょうか。

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