「まん延防止等重点措置」の延長
7月下旬より市内での感染者が急増し、市に「まん延防止等重点措置」が発令されました。期間は8/8~8/31、その後9/12まで延長、さらに9/30まで再延長になりました。
8月初め「新規感染者数」が、直近の一週間で10万人当たり92人でした。これは25人以上でレベル4と判定されますので、かなりの多さです。
保健所の情報では、感染者数が急増したため、ピーク時の病床使用率は96%(8/4)、自宅療養者は486人(8/22)まで増加しました。
小児は軽症であるものの一人での入院は困難であることなどから、自宅療養になる確率が高いとのことです。
医療センターの情報では、小児はほとんどが軽症で、酸素投与例は一例のみです。家族の病状で同伴する入院が多いとのことです。
小児のクラスターが、7~8月学童施設や保育施設で散見さています。ほとんどの感染者は、感染ルートが追える接触者検査で陽性になっています。「かぜ症状」で検査が陽性になった例はごくわずかです。
8月の感染者は、会食、バーベキューなどに参加していたと保健所の調査で確認されています。感染の発端者は、会社や施設、家庭にウイルスを持ち込み、感染の伝搬が起きています。こどもを守るには大人の自覚が大切です。
こどもたちは、大人数での活動・懇親会の自粛、他校との練習試合・宿泊を伴う活動の停止など、感染対策を怠らないことです。こどもの感染者数が増加していると指摘されています。
高齢者はワクチンの効果で感染が抑えられています。現在、壮年・若年の年齢層が感染の主体です。これらの感染から家庭内感染につながり、結果としてこどもの感染数が増加していると推測されます。こどもの感染予防が不十分なわけではありません。