発熱患者、急増
6月より平地区で発熱児が非常に多いです。連日20人以上の発熱者が来院しています。感冒、アデノウィルス感染症、扁桃腺炎、手足口病、肺炎様に強い咳を伴う場合など、種々の感染症が流行していると考えて診療しています。
新型コロナウイルス感染症、いわき市では7月初めより再増加し、中旬より急増しています。
しかし、小児例は今まで(10才未満は全体の約20%)と異なり、クラスターは少なく、感染者数は少ない(約10%)です。
当院で診断した例は、殆どで家族や周囲にコロナ感染者がいました。周囲に感染者がいない発熱児は、コロナでないことが大半でした。
感染対策が功を奏してこどもたちにはまん延していませんが、現在大人の感染が急増しています。
今後家族内感染が多くなり、その後保育施設でのまん延が懸念されるため、濃厚接触者及び濃厚ではない接触者の行動が重要になります。