子宮頸がんワクチン、実質的再開
平成25年、厚労省は「子宮頸がんワクチンの積極的勧奨を差し控える」と事実上の中止宣言を出しました。その要因として、ワクチン接種後に痛み、しびれ、運動障害など様々な症状を訴える方が多く報告されたことです。世界中で接種されていますが、他国ではあまり報告は見られていません。日本特有の問題として専門的調査・研究を実施してきましたが、明らかな原因を特定できませんでした。
そこで、接種のメリット・デメリットを考慮して「このワクチンの積極的勧奨を再開することが妥当である」と結論を出し、令和4年4月から事実上の再開になります。
予期せぬ痛み、しびなどが生じた際、相談支援体制や医療体制を各自治体が整備することになっていますので、ワクチン接種を前向きに検討してほしいところです。